仕事でやさぐれ気分全開の午後(会議中)に、彼女さんからのメールが来た。
「××さんとの食事はキャンセルになった」
ほぉ…これは、チャンスですね。愚痴を言う相手が確保できそうです。
「代打に立ちますよ?」と返信(会議中です)
会議と会議の合間に少しやり取りをして、夕方に意思確認。
結果、行くことに決定。ちょっと早々と帰ると気まずい雰囲気だったこと
もあり、20:30まで作業してからの合流。
「朝まで、愚痴を聞くのだ~」と言ったら一瞬引かれましたが、いざ、
行く場所を考えると、どうせなら旨い酒が呑みたい欲求がもたげてきて
以前に一度行っていて、再度行く機会を検討していた、「霽月」に決定。
もっとも、ここは朝まではやっていない。
到着するとやはり混んでおり、既に4人組みが待合席でビールをいただいている様子。
店員さんにたずねると、「20~30分程度待ち。ただ、約束は出来ないんですが」との
こと。ま、仕方ない。一応、待ってみることにした。
我々が待っている間にも何組もの人がやってくる。繁盛してるな~と感心しつつも
着々と減り行く腹。そして、過ぎていく時間。30分~40分くらいは待った頃に、
ようやく案内される。既に、ラストオーダの時間も迫っていることでもあり、
腹も減っているために、つまみ系を一気に注文するという相談はしてあった。
ついでに、やさぐれている理由もおおむね説明済。
店員さんが来て、ビールを注文し、さらにお勧めメニューの「焼き筍」「焼き蛤」
「厚焼き玉子」「つくね」を一緒に頼むと、ご飯物がラストオーダとのことで、
ここで悩む。
彼女さんが釜飯にしようかと言ったのだが、なんとなく「銀シャリ」とかおむすび
が気になる旨を表明。結果、彼女さんが「銀シャリ」+焼き鮭セット、ぼくが
「味噌むすび」とした。店員さんが「1合づつですが、よろしいのですか?」と
確認してくる…まぁ、聞きたくなるのも判らなくはない。
乾杯をして、20分もすると着々と注文したものが揃って来る…そして、「銀シャリ」
「味噌むすび」もやってきた。正直なところ、そんなに期待していたわけでもなく、
ただ、腹が減っているのでといった理由で注文したのだが…「うまいです」
米が光ってます。そして、立ってます。味噌むすびは、ほかほかのごはんに、
味噌を具としており、さらに海苔つき。うーん…ここの席だけ、定食屋と化してます。
つくねをおかずにご飯。さらに、筍も、玉子も。実に合います。
正直、飲みにきたことを忘れそうな勢いでしたが、蛤、筍といった辺りが、酒を希望
していまして、注文。たしか、「銀河鉄道」といった銘柄。60mlで1,800円という、
ちょっと引きつりそうですが、頼んでみました。ちょっと、古酒のような感じの口当たり
でありながら、ほわっと爽やかな感じもして~といった不思議な味でした。
大分、食欲は満たされていたのですが、ラストオーダ前につまみとして「カニ焼売」を
注文。
ちょっと、「焼売」といった感じではないですが、カニがぎっしりでした。
飲み物のラストオーダ時にさらに「墨廼江 吟星四十」を注文。
この酒も爽やか系といった感じでした。おいしかったです。
出来れば、もう一時間くらい日本酒とちょっとしたつまみで、まったりと呑みたかった。
残念ながら、閉店時間で少しあわただしく飲み干してお店を後に。
二人して、「最初にご飯もありだね~」と言いつつ帰路へ。
なんとなく呑み足りなさを感じていたので、彼女さんの地元でもう一軒寄ってから
帰りました。
けっこう、待たされましたが、やさぐれた気分を忘れさせてくれた、
すばらしい「ご飯」でした♪